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こども新聞とは
ふくしま探検隊 郡山市立美術館
発見いろいろ、美術のせかい。
▲郡山市立美術館は、毎年夏に「風土記の丘の美術館」という展覧会をひらいています。そこに作品を発表するアーティストは、郡山市内にあるすべての小学校の子どもたちです。絵やオブジェなどさまざまな形で表現する子どもたちの感性にふれる機会ももうけられています。
郡山市の町なみを見わたす丘に、郡山市立美術館があります。ここでは、おもにイギリスや日本の近代美術を紹介しています。なかでも、国内ではあまり見ることのできないのがイギリスの近代美術。風景画やみなさんにおなじみの水彩画はイギリスで発達しました。日本の水彩画はイギリスの影響をうけて明治・大正時代に広まり、今は学校の授業に取り入れられています。
美術館には市内の小学生もおとずれます。学芸員の杉原さんは、子どもたちに「意識して絵を見る」ことを伝えているそうです。「たとえば、毎日使っているお茶わんの絵柄を描けますか?身のまわりにはたくさんのモノがあふれているのに、意識して見る機会は多くありません。だから美術館では、本物の絵画と向き合い、意識して見てほしい。そこから何かを発見したり吸収したりできるはずです」また、〈アートキューブ〉という教材を使って、「絵の具は何でできているか」「彫刻の素材は何か」など、根本的な部分に目を向ける機会ももうけています。
「むかしから人は〈表現〉をしながら生きてきました。子どもたちには、ここで紹介している作品からいろいろなことを学び、美術の大切さがわかる大人になってほしいと思います」
館内案内
常設展示室は4コーナーに分かれています。
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18世紀以降のイギリスの作品を紹介するコーナー。風景画や肖像画が並びます。 | 日本の近代美術コーナーです。今は「冬の風景」をテーマに展示しています。 |
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近代から現代にかけて表現方法は多様化。 “枠”にとらわれない作品はインパクトあり。 |
身近な工芸品も立派な芸術。素材や形、色などを楽しめます。 |
【郡山市立美術館 データ】
住所/郡山市安原町字大谷地130-2
TEL/024-956-2200
開館時間/9:30~17:00 (展示室への入場は16:30まで)
休館日/毎週月曜日 (月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末・年始
幼稚園だより-遊育考(4)-
-遊育考(4)-
【友から学ぶコントロール力】
お話/郡山市私立幼稚園協会 会長 安斉悦子先生
子どもたちは遊びから様々なことを学んでいきます。なかでも、子ども同士の遊びから体得する“気持ちをコントロールする力”はとても大切な学びです。お姫様ごっこを例にあげますと、子どもの遊びにはルールがないので、はじめは主役のお姫様をやりたい子が演じて、あとは家来などの脇役にまわるでしょう。しかし主役以外は続けていると飽きてしまう。そのうち主役の子は、「みんなが楽しくなければいくらお姫様役でも楽しくない」と気づき、「役を順番で交代しよう」などと提案していきます。遊びを楽しくするには自分の気持ちをおさえたり、相手の気持ちをくみとったり、また譲ったり譲られたりと、子どもなりのルールができていくのです。その前に、大人が指示を出したり価値観を押し付けてしまうと、子どもたちは大人の声を待つようになってしまいます。子ども同士がぶつかりあい、思いあい、学んでいく過程をそっと見守りましょう。
エムポリアム幼稚園
くしだごろうくん(3才)
ほうかご広場
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放課後のみんなのかつやくを紹介するコーナー。 今回は須賀川市の教育委員会がもととなり、平成2年から活動する「松明太鼓小若組」のメンバーの登場です! |
心にひびけ、和太鼓の音!
松明太鼓小若組は、須賀川市内の小・中学生が参加するチームです。地域のふれあいセンターに集まった子どもたちは、仲間と楽しくおしゃべり。しかし、一歩練習室に入ると、表情をキリッとひきしめます。練習は、「鼓道十訓」という太鼓への心がまえをとなえるところからスタート。ストレッチや筋力トレーニングで体づくりをして、太鼓の前に。つめたい床にはだしでふんばり、体全体で和太鼓をならします。
中島先生は、「太鼓には、リズム・技術力・表現力の3つが必要です。そしてその土台となるのは、太鼓と自分に一生懸命向き合う心です」と言います。太鼓はドレミの音階がないので、リズムや強弱のつけ方で曲を表現します。心をはっきりとうつすものなのです。子どもたちの音は、迷いがなく、純粋さと力強さでいっぱい。きっと太鼓と自分への真剣な心がバチをつたい、音に表れているのでしょう。
発表の場は、「子どもの祭典」での「小若組発表会」や、日本三大火祭りのひとつである松明あかしなどがあります。仲間と協力し、努力を重ねて多くを得る経験は、太鼓だけでなく将来に役立つはず。松明太鼓小若組は、これからも多くの人にまっすぐな音をひびかせます。
『「舞台に立つ」のではなく「立たせてもらう」という気持ちが大切』。ひたむきに太鼓を打ちこむ子どもたちには、気合いがみなぎっています。太鼓を通して意見が言えるようになった子も!
今月のイベント
まなびの一歩。インターネットとくらし
情報伝達のタイムトラベル 人から人へ伝えるれきし。
情報を伝える方法は長い時間をかけて発達してきました。はじめは何世紀もかけて新しい方法が生み出されていましたが、電話が登場してからはどんどん進化の期間が短くなっています。インターネットが生まれるまで、人はどんな方法でコミュニケーションをとっていたのでしょう。
キッズたんけん隊&パパママ調査 インターネットをどう使う?
すぐに情報を集められるインターネット。
キッズたんけん隊はどのくらい、どのように使っているのでしょう。
ルールを守って安全に楽しくアクセス!
お話/NTT東日本-福島 相馬 智史さん
インターネットは、パソコンや携帯電話の広まりにともなって、ここ10年ほどの間にものすごいスピードで家庭や個人に利用されるようになりました。いろいろな情報をまたたく間に集めたり、世界中に情報を発信することができ、ビジネスから趣味・娯楽まで幅広く活用できるとても便利なツールです。しかし使い方を間違うと、トラブルがおきて危ない目にあったり、人を傷つけることもありますから、正しい使い方をしっかり身につけることが大切です。
そのひとつは、相手への思いやりを忘れないことです。メールやインターネットへの書きこみをするときには、読む人の気持ちを考えて、ていねいに、わかりやすく書きましょう。相手が嫌がったり傷つくような言葉は絶対に使ってはいけません。相手を自分に置きかえ、どう感じるかを考えてみると良いでしょう。
もうひとつは、自分自身や家族、友人などの個人情報(名前・アドレス・電話番号・写真など)を安易な気持ちで書きこまないこと、そしてインターネットで知り合った人と会わないことです。インターネットは自分の知らない人たちがたくさん見ていて、なかにはだまそうとする悪い人もいます。迷惑メールや架空請求、詐欺、誘拐などに巻きこまれる可能性もひそんでいるのです。有害サイトへのアクセスを禁止するフィルタリングソフトを導入するなど、対処していく必要があります。携帯電話の場合は、アクセス制限サービス(無料)を利用してみてはいかがでしょうか。
インターネットは、これからもサービスが充実していきます。ふだんからインターネットの使い方などを家族同士で話しあい、安全に楽しく活用しましょう。
学校訪問Vol.32 天栄村立広戸小学校
<もっとすてきな広戸小がある!きっとすてきな広戸小になる!>。
これは、「アンパンマン」という人気キャラクターにちなんだ愛称(あいしょう)を持つ古田校長先生がかかげた学校目標です。
子どもたちと先生は目標に近づくためにどんなことをしているのでしょうか?
「もっと!きっと!」と「はひふへほ」が原点(げんてん)!
「子どもたちには何ごとにも『もっと』『きっと』という気持ちで向きあってほしいですし、先生方にも『はひふへほ』(話し上手・引き出し上手・ふれあい上手・変身(へんしん)上手・ほめ上手)をめざしてほしいですね」と古田校長先生は言います。自分の考えを持ち、やりとげるまでがんばる子ども。一人ひとりに合わせてサポートしていく先生。この関係(かんけい)を見直(みなお)すことが、広戸小を良くするひけつと考えているそうです。
『もっと』『きっと』を達成(たっせい)するために行っている活動のひとつが、小学校の近くにある老人(ろうじん)ホームへの訪問(ほうもん)です。おじいちゃん・おばあちゃんに、広戸地区に伝わる民話について学んだ内容を伝えたり、天栄村の特産物(とくさんぶつ)であるヤーコンにちなんだ「ヤーコンダンス」を発表しています。また所内のそうじや車いすみがきなどの奉仕作業(ほうしさぎょう)も行います。ゆたかな経験(けいけん)をしてきた人生の先ぱいに、自分たちががんばったことや役立ったことを認(みとめ)めてもらう経験は、努力する大切さを教えてくれます。「雪がふりつもった朝は子どもたちが進んで雪かきをする」と校長先生がふと口にした言葉から、子どもたちが自主的に行動し、自らを高めようとする気持ちがうかがえます。
学校訪問Vol.32 田村市立下大越小学校
昭和30年代に建(た)てられた木造(もくぞう)の校舎(こうしゃ)は、子どもたちのアイデアではじまった「ぞうきんがけ大会」のおかげでピカピカ。
またふだんの生活では、校舎だけでなく子どもたち自身の心もみがいているようです。
子どもたちがリーダーとなって、ふるさと10kmたんけん!
下大越小では、73人の子どもたちがたくさんの人やモノとふれあい、自分に自信をつけることに力を入れています。今年は、<やさしさをあなたに>をテーマとした体験学習を行い、学年ごとに家族や幼稚園児(ようちえんじ)、老人、体の不自由な人、地元の議員(ぎいん)さんなどとコミュニケーションをとっています。
その中で、4年生が中心となり<下大越ぐるっと探検(たんけん)し隊>と題(だい)した<親子ウォークラリー>を開きました。これは、4年生が地域にのこる薬師堂(やくしどう)や朝霧城(あさぎりじょう)、小久地舘跡(こくちたてあと)などの神社(じんじゃ)・史跡(しせき)について調べ、その地点を加えた10kmものコースを全校生たて割り班と保護者とで歩くものです。神社や史跡のある地点につくと、4年生が考えたクイズに班でチャレンジし、一つひとつクリアしてゴールをめざしました。4年生にとって、みんなが楽しめるように考え行動したことが成功につながり、達成感はひとしお。また上級生は疲れた下級生をおぶってあげたことが、下級生はとちゅうであきらめずにゴールできたことが良い思い出になったようです。
佐藤教頭先生は、「体験学習から、自分が努力して人の役に立つ経験を重ねて、自信につなげてほしいと思います」と言います。
芳賀(はが)サッカースポーツ少年団(しょうねんだん)
40年以上サッカーを続けている団長(だんちょう)や、チームの第(だい)1期生(きせい)だった人たちが監督(かんとく)をつとめる芳賀サッカースポーツ少年団は、サッカーが大好きな人たちが集まったチームです。48人の子どもたちは、持(も)ち前(まえ)のハングリーな気持ちでサッカーと向き合っています。
芳賀っこの負けん気で県大会へまっしぐら!
団長の降矢さんは、「小学生のサッカーは、身長や学年のちがいが戦力(せんりょく)の差(さ)となります。練習でどうにかなるものではありません」と言います。新しくチームのリーダーとなる5年生は4人だけ。人数も身長も少ないので勝(か)つための条件(じょうけん)がそろっているとは言えませんが、子どもたちにはそれを超(こ)えるほどのねばり強さで、来年度の大会に向けた練習をしています。
雪が少ない今年度は、冬もグラウンドで練習を行っているそうです。今、力を入れているのが「基礎体力(きそたいりょく)」づくり。前半20分・後半20分、トータル40分もの間、広いグラウンドで戦うためには走る力が必要です。そして走る力を身につけた上で、ボールをコントロールする力も大切になってきます。「まずは走る力をつけて、試合に余裕(よゆう)をもっていどむこと。そうすれば、もしどんなボールが自分にまわってきても、すぐに反応(はんのう)して次にパスを出せるんです」。
基礎体力をしっかり身につけて、その先にめざすのは4年ぶりの県大会出場です。「今はまだ試合で、相手チームのプレーに引っぱられるところがあります。芳賀の仲間とだからできるプレースタイルで目標を達成(たっせい)したいと思います」。
安積(あさか)ジャイアンツスポーツ少年団(しょうねんだん)
安積ジャイアンツスポーツ少年団は、23人の子どもたち自身が<考えること>を大切にするチームです。失敗をおそれずに、仲間と相談しあいながら、勝つための努力をする子どもたちは、ソフトボールと長く、楽しくふれあえる方法をいつしか身につけているようです。
みんなで考えて、夢をつかむ。日々の努力で未来へはばたけ!
チームのモットーは、「自分で考えてプレーすること」です。これは33年間、チームを指導(しどう)してきた監督(かんとく)の牧野さんが子どもたちにずっと伝えてきたこと。「指導(しどう)している間に、子どもたちの考えの変化に気づきました。むかしは外あそびの中で、友だちと相談(そうだん)したり、協力したりしました。でも今はその機会(きかい)がない。大人に指示されて動く子が多くなった今、ソフトボールを通して考える機会をもってほしいと思ったんです」。
練習や試合も子どもたちが主体となっています。「今は何点で、ランナーがあそこにいるから、こう守ろう」。このような作戦(さくせん)も子どもたちが考えて決めます。「答えはたくさんあります。大人が先に答えを出すと、どうしてもまちがわないように慎重(しんちょう)になってしまうもの。でも、堂々と挑戦(ちょうせん)して失敗することは経験(けいけん)につながります。わたしたち指導者は、子どもたちの考えをもとにアドバイスする役にてっします」。卒団(そつだん)したメンバーで、キャプテンやレギュラーとして甲子園(こうしえん)に出場(しゅつじょう)した人は8人。きっと小学校時代に身につけた「考える力」のおかげでしょう。
「力を合わせて強いチームにしよう」という共通の目標にむかって、最大の努力をするチームをめざして、今日も安積ジャイアンツスポーツ少年団は練習にはげんでいます。