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学校訪問Vol.5 「郡山市立根木屋小学校」
2006年09月号
学校と地域の“つながり”で、子どもたちの成長を見守る。
40人の子どもたちのもうひとつの家族。
根木屋小学校は、田んぼの間に家々が点在するのどかな場所にあります。全校生合わせて40人が通う少人数の学校で、2・3年生、4・5年生は複式学級。授業以外は、休み時間や給食、そして「学校行事には、子どもたちの歌声がBGMになる」というほど力を入れている合唱の練習など、多くの時間を全校生で一緒に過ごしています。「学年の枠はあってないようなものです。子どもたちにとって友だちは兄弟、教師は両親やおじいちゃん・おばあちゃんに近い存在。まるで家族のようです」と校長先生。また、地域と学校の交流も密に行われています。「地域のみなさんは、『子どもたちのために』と学校活動に積極的に協力してくださいます」。学校と地域が見守る環境で、すくすくと育つ子どもたち。しかし、養護の白岩先生は、気にかけていたことがあると言います。「元気なはずの子どもたちが、数年前から朝に限って気力がないんです」。
「早寝早起き」に必要なこと。
学区が広く、家と家とが離れている根木屋地区では、放課後友だちと外で遊ぶことがあまりありません。白岩先生は、体を動かす機会の少なさが、生活リズムに影響しているのではと考えたそうです。「保護者にアンケートをとると、友だちと遊ぶ代わりに、長時間テレビを見る子が少なくありませんでした。体が疲れていないこともあり、寝る時間が遅くなるのでしょう。朝寝坊をして、朝食をとらないまま登校する午前中は、脳が働いていない状態だったんです」。
根木屋小学校では、平成17年の食育基本法や、平成18年の全国的な「早寝早起き朝ごはん」運動の実施にさきがけ、平成16年に学校職員や学校医、保護者代表による学校保健委員会で「早寝早起き」運動をスタート。学校では、健康診断の時に学校医が講和したり、保健だよりで早寝早起きの呼びかけを行いました。家庭でも、お父さん・お母さんの協力のもと、生活リズムについて話し合う“すこやか会議”を開いたり、月に1度健康チェックカードを確認して、子どもたちに「早寝早起き」の意識を定着させていきました。
子どもたちの生活リズムを見直すには、子どもたち自身の意思と学校の指導、そして家庭の協力が欠かせません。根木屋地区が大切にしてきた、“つながり”が、40人の子どもたちの成長をサポートしています。



