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「特集 伝えることば、伝わることば。」
2006年10月号
“ことだま”を知っていますか?
昔は、言葉にたましいがあり、発した通りの結果をまねくと考えられていました。
思いが音となり相手に伝わる言葉を、意識して使ってみましょう。
ことばは、心のあらわれ。
人間が他の動物と大きくちがう点は、言葉をもち、考えや思いを他者に伝える力をもっていることです。
私たちが使う日本語には、思いを適確に伝えるために何通りも言い変えができるほど、たくさんの言葉があります。
「言」は象形文字で、“口から表れた心”、つまり言葉は心を表すと解釈されています。みなさんは、スポーツをするときに、円陣を組んでかけ声をかけたことはありますか?これは、試合に向けて気持ちをふるい立たせるためです。それでは、「うざい」、「関係ねぇ」という他者との関係をこばむ乱暴な言葉を使うとどうでしょう。人は、つかう言葉にあった態度や行動をとるようになってしまいます。
今、言葉使いの乱れが問題になっていますが、成長とともに、周囲の状況や自分の立場をわきまえて適切な言葉を選べるようになるので、子どものうちはあまり心配ありません。むしろ、話をよく聞くことや相手の顔を見て話すことができなくなっていることの方が心配です。心を伝えあうことがうまくできないからです。
人と思いを伝えあうためには、その手段である言葉を身につけることが第一。家族や友だち、先生といっしょに、正しい言葉をたくわえませんか?
こおりやま文学の森資料館
館長 根本 清夫さん




