ふくしまこども新聞は、福島県中地区(郡山市、須賀川市、田村市、三春町、小野町、鏡石町、天栄村、古殿町、平田村、石川町、浅川町、玉川村、本宮市、大玉村)の
小学校と郡山市内の私立幼稚園を中心に毎月6万部発行しています。

ふくしまこども新聞は、福島県中地区(郡山市、須賀川市、田村市、三春町、小野町、鏡石町、天栄村、古殿町、平田村、石川町、浅川町、玉川村、本宮市、大玉村)の小学校と郡山市内の私立幼稚園を中心に毎月6万部発行しています。
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「特集 コトバの学習。」

2006年10月号

言葉をみつめなおすことが、自分をみつめなおす機会につながっているようです。

 


 

コトバで伝える・民話編 郡山市立湖南小学校

湖南町は、民話の伝承地。子どもたちは、およそ200ある昔話にひとつずつふれ、自ら語ることで、ふるさと・湖南の良さを再確認しています。
お話は、斎藤校長先生と、“湖南民話の会”のみなさんです。

ふるさと・湖南を伝える小さな語り部たち

湖南小は、町内の月形小、中野小、三代小、福良小、赤津小をひとつにし、昨年小中一貫校として開校しました。新築の校舎には、いろりのある和室が設けられています。そこで、子どもたちは“湖南民話の会”の指導のもと、ふるさとに残る民話を学んでいます。
最初は〈民話を聞く会〉としてスタートしましたが、「話してみたい」と子どもたちの声があがってからは、〈民話を語る会〉も行われるようになり、4年生以上が語り部に挑戦しています。昔のくらしや風習から生まれ、時代をこえて語り継がれてきた話は、子どもたちの好奇心をかきたてたのでしょう。地域ならではの方言やイントネーションに苦戦しながらも、民話を次々に覚えようとする姿勢は、プロの語り部を感心させたほどです。
「湖南の昔話を知り、自ら語ることで、伝える楽しさを身につけ、ふるさとの良さを再確認してほしいと思います」。民話の学習をはじめて2年目。校歌のフレーズ「ふるさと湖南 誇りを胸に」が、着実に子どもたちの心にめばえています。

 

 

 


 

コトバで伝える・俳句編 須賀川市立柏城小学校

『奥の細道』で知られる俳人・松尾芭蕉ゆかりの須賀川市では、多くの小学校が俳句づくりに取り組んでいます。
柏城小の子どもたちは、17文字に思いを表現することで、身近にある自然や友だちの大切さに気づいているようです。

心で感じる、言葉であらわす俳句が育てる“思いやり”

柏城小は、全校生320人で俳句づくりに取り組んでいます。活動は主にふたつ。ひとつ目は、毎月1人2首ずつよみ、校内で優秀な句を選ぶ『柏城賞』。ふたつ目は、1学期に市内で活動する“桔槹吟社”のメンバーを講師に招いて、季語や俳句の作り方を学ぶ『俳句教室』です。
「子どもたちは、俳句づくりが習慣になっていて、登下校中や休み時間などに感じたことをノートに書きとめているようです」と校長先生は言います。気になる腕前は、県内にとどまらず“NHK学園全国俳句大会”や“伊藤園新俳句大会”など、全国的な大会で上位入賞するほど。 俳句づくりが、教育目標である『心豊かで思いやりのある子』を育てている点も見逃せません。「普段から身近な自然や友だちに目を向けているからでしょう」と先生が言うとおり、感じたことを言葉で表現する力はもちろん、自分以外に目を向け、相手の気持ちをくみとる心も育っています。

 

 

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