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学校訪問Vol.33 田村市立牧野小学校
2009年04月号

雪がのこる山あいに、昭和29年に建(た)てられた木造校舎(もくぞうこうしゃ)がひっそりとたたずんでいます。
キツツキがあけた穴(あな)が壁(かべ)のもようをつくる学校で、子どもたちはありのままの自然から様々なことを学んでいます。
人にも動物にも大人気。牧野小の日々は心の風景に。
ふくしま国体(こくたい)のポスター、有名(ゆうめい)なメーカーのコマーシャル…。長い間、大切に使われてきた校舎は、人をひきつける温かさがあるのでしょう。卒業生(そつぎょうせい)でない人や、建築(けんちく)の勉強をしている人などが「学校を見学させてください」とたずねてくることが少なくないそうです。今までの訪問者(ほうもんしゃ)のなかには、タヌキやサルなどの動物もいました。
ゆたかな自然や季節のうつり変わりを身近に感じる牧野小では、「言葉はこころ」をテーマに、俳句(はいく)や短歌(たんか)、詩(し)などを書いています。ラジオCMのコンテストや県の川柳賞(せんりゅうしょう)、短歌コンクールなどでたくさんの賞を受けていますが、出品(しゅっぴん)はあくまで「おまけ」なのだとか。「目的は、季語(きご)にふくまれる日本の風土の良さや季節ごとの美しさを感じること。『校庭の土手でそりすべりをした』といったふだんの体験から、感じたままを気が向いたときに書くことを日常的(にちじょうてき)に行っています」と鈴木校長先生は言います。子どもたちはひらめきや感情(かんじょう)を言葉で表現(ひょうげん)することに慣(な)れっこ。標語も俳句も言葉を大切にすることに変わりはありません。「小学校時代の経験(けいけん)は、一生の土台(どだい)になります。子どもたちが大人になっても、心の風景にいつも牧野地区での思い出をうかべてほしいと思っています」。



