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お医者さんの保健だより
2009年10月号
さくま耳鼻咽喉科
院長 佐久間仁 先生
耳が痛くなる病気について
子供の耳が痛くなる病気の代表が外耳道炎と急性中耳炎です。夏の間は外耳道炎が多いのですが、これから秋になり寒くなると急性中耳炎が増えてきます。
簡単な区別法としては、耳たぶをひっぱったり、耳の穴の前を押して痛みが強くなる時は大部分が外耳道炎で、プールや耳をいじった後になることがほとんどです。一方、急性中耳炎は痛みとともに熱が出ることが多く、大部分はカゼに引き続いて発症します。
外耳道炎は軟膏を塗るか、抗菌剤の内服をすれば数日で治ることが多いのですが、急性中耳炎は難聴や重症の合併症をひき起こすこともあり注意が必要です。急性中耳炎の治療は抗菌剤の内服が主ですが、きちんと指示どおりに飲むことが大切です。朝昼夕の薬なのに昼を抜かしたりするとうまく治りません。また、耳の痛みや発熱がおさまってもまだ中耳炎は治っていませんので、勝手に薬をやめてはいけません。さらに、最近では耐性菌という抗菌剤の効きにくい菌が増えているため、薬だけでは治りにくいことが多く、外来で行う鼓膜切開という処置が重要になってきました。これは鼓膜を痛くないように麻酔して小さな穴を開け、中にたまった膿を出す処置で、通常は痛み、発熱はすみやかにおさまり、菌の量も減るため中耳炎も治りやすくなります。
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