ふくしまこども新聞は、福島県中地区(郡山市、須賀川市、田村市、三春町、小野町、鏡石町、天栄村、古殿町、平田村、石川町、浅川町、玉川村、本宮市、大玉村)の
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お医者さんの保健だより

2010年04月号

西田皮膚クリニック
院長 西田 徹 先生

アタマジラミが流行っています

アタマジラミは頭に寄生する寄生虫で、2〜4?の長さの成虫が頭皮や髪の毛の中を移動しながら吸血し、髪の毛に卵を産み付けて増える昆虫です。日本では一時期ほとんど見られなくなりましたが、20年ほど前から徐々に増えてきました。発症者のほとんどが幼児期から小学生位の年齢に多く、学校や施設での集団発生が多くなってきています。また髪の長い女の子に多い傾向があります。
頭同士の接触や寝具、くし、ヘアブラシなどを介してアタマジラミが移動し感染します。虫の移動速度はかなり速く気がつかないうちに感染してしまいます。決して不潔にしているからやだらしないから感染するというわけではありません。誰でも感染してしまう可能性があります。
症状は頭の強いかゆみです。掻いているうちに湿疹のようになります。また、頭髪をよく調べると卵を確認することができます。卵は0.5?程のふけ状の白いもので、髪にしっかりとついています。成虫はすばやく動き回るので見つけることはかなり困難です。
治療は殺虫剤入りのシャンプーを使います。2週間に渡り2日に1回程度そのシャンプーを続けるとほとんどの場合治ります。卵には薬が効きにくいので繰り返しシャンプーし、くしで取り除く必要があります。疑わしい症状があるときは皮膚科の専門医に見てもらいましょう。

 

須賀川セントラル眼科
院長 武田 悦男 先生

子どもの心因性視覚障害について

現代はストレスの時代です。胃潰瘍、心臓神経症、自律神経失調症等、心の悩みが身体的障害となって表れる場合があります。大人の場合は、右記の様な病態となって表れますが、小児から学童期、思春期のお子さんの中には、視力障害となって来院する場合も少なからず見られます。
学校の定期視力検査で不良となった児童には、一般的に近視、乱視、遠視が存在する場合がほとんどですが、中には眼鏡、コンタクトレンズ等にて矯正不能で、眼及び脳の器質的疾患が認められない場合があります。これは、心に問題があり視力障害となって表れているのです。好発年齢は8〜12歳、男女比は1対3となっており女性に多いようです。
では、原因としてどの様な事が考えられるのでしょう。家庭内の問題としては、「両親の不仲」「肉親の死」「両親の兄弟差別」「養育拒否」「過干渉」「塾等の強制的習い事」があげられます。学校関係では「いじめ」「クラス替え」「担任の先生との関係」「友人関係」があげられます。
従いまして、原因となっているストレスは何か、これをつきとめる事が治療の重要なポイントになります。また、ストレスの結果、視野狭窄、色覚異常、夜盲、等々訴える場合もありますので注意を要します。まれではありますが、眼鏡願望により視力障害を訴えるお子さんも存在します。
この病気の予後は、ほとんどが良好ですが、まれに精神科との協力が必要な重症例も見られます。
お子さんが「見えない」と訴えた時、「本当に見えないの?」「何故見えないの?」と両親に問い詰められ、状態が悪化する場合もあります。
子供の心身の健康維持のために、家庭が果たす役割は非常に大きいと思います。お子さんの訴えに否定的発言をする前に、是非専門医を受診する様に心がけてみてください。

 

須賀川セントラル眼科
須賀川市岡東町101番地
TEL.0248-72-1777
http://www3.ocn.ne.jp/~scentral/
診療時間 9:00〜12:00 14:00〜18:00
休診日 木曜午後、日曜、祝日

 

 

 

 

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