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お医者さんの保健だより
2010年11月号
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さかい小児科クリニック 院長酒井英明先生 |
「手足口病」って何?
今年は例年になく猛暑日が続いたせいか、「手足口病」の流行が依然としてみられています。
「手足口病」は夏かぜの一種で、病名の通り、手のひら・足のうら・口の中に水疱性の発疹ができる病気です。コクサッキーウイルスやエンテロウイルスに感染することで発症し、主に乳幼児の間で流行がみられますが、学童や大人も感染します。原因であるウイルスが一種類だけでないので、以前にかかっていても再びかかる人がいます。
発疹は手・足・口の全ての部位に出現するとは限らず、手と足、あるいは手と口のみの場合もあります。また、手・足全体、肘や膝あるいはおしりに現れたりと、バリエーションが豊富です。
発疹以外の症状としては、38度台の発熱がみられたり、便がゆるくなったりすることがあります。
合併症としては、まれに髄膜炎や脳炎を起こすことがあるので、高熱が持続したり、頭痛が激しい時や何度も吐く時には注意が必要です。
治療としては、特効薬はなく対症療法が中心となります。合併症がなければ、発熱は2~3日くらいで落ち着き、発疹も一週間程度で軽快します。
口の中が痛くて食べられない時には脱水症状にならないよう、水分を十分摂るように心掛けましょう。また、外から帰ったら手洗いやうがいをまめに行って、「手足口病」にかからないように予防しましょう。
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鈴木医院 |
流行のはじまりは今!RSウイルスってなに?
「RSウイルス」と耳にしたことがありますか?かぜの原因となるウイルスのひとつで、とくに乳幼児や小児がかかると気道感染症を、重い場合には肺炎や細気管支炎(※1)をひきおこすこともあります。
症状は、鼻水や発熱、せきなど、一般的なかぜの症状と同じ。しかし、子どもが感染すると症状が悪化しやすく、高熱やぜん息のような苦しいせきが続いたり、中耳炎の合併症がみられることがあります。「感染したかな?」と思ったら、かかりつけのお医者さんに相談することをおすすめします。
この「RSウイルス」が流行する時期は、まさに今。インフルエンザと同じく、10月ごろにはじまり、12月ごろにピークをむかえ、3月ごろに下火になります。注意したいのは、感染力が強く、1度かかっても免疫ができにくいこと。感染は、「RSウイルス」に感染した人との接触や、せき、くしゃみを吸い込むことでおこります。予防は、うがいや手洗い、そして消毒用アルコールで除菌をしっかり。感染した場合は、安静にして、部屋の湿度を保ち、水分補給を心がけてください。
(※1)細気管支炎ー気管支が枝分かれした部分が炎症を起こし、狭小化や閉塞している状態。強いせき、呼吸困難、肋間の陥没が見られ、悪化するとチアノーゼを示します。




