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お医者さんの保健だより
2011年03月号
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永岡医院 院長 永岡 哲郎 先生 |
RSウィルス感染症について
冬になると、赤ちゃんがゼーゼーする気管支炎が流行ります。これは細気管支炎や喘息性気管支炎と言われる状態で、主にRSウイルス(RSV)による病気です。
RSV感染症は冬に流行するウイルスによる病気の代表格で、とくに乳幼児で細気管支炎や肺炎などの重症な呼吸器感染症を引き起こします。RSVとはrespiratory syncytial virusの頭文字をとったもので、流行のピークは11月から1月です。
乳幼児の細気管支炎の50~90%、肺炎の約50%はこのRSVによると言われています。生後1年以内に50~70%以上がこのウイルスに感染し、3歳までにすべての小児が感染するようです。RSVには何回も感染することがあるのですが、年長児では重症になることはあまりありません。上の子が軽いかぜ症状ですんでしまうのに、赤ちゃんだけ重症になって入院してしまうなどということがよくあります。
典型的な例では、軽い鼻かぜからはじまって、咳が出だして、間もなくゼーゼーして、重症になると呼吸困難に陥るという経過をたどります。赤ちゃんの場合には、鼻かぜと言っても安心できません6ヵ月未満はとくに注意が必要です。
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さかい小児科クリニック 院長 酒井 英明 先生 |
インフルエンザ流行中
現在流行しているインフルエンザは、一昨年世界的に大流行した新型インフルエンザとA香港型です。
新型インフルエンザとA香港型は症状がほぼ同じで、しかも多彩です突然の高熱、悪寒、全身倦怠感などで始まり、頭痛、咽頭痛、筋肉痛、腰痛、関節痛や、咳嗽(*1)、喀痰(*2)、鼻汁鼻閉などの呼吸器症状、腹痛、嘔気(*3)、嘔吐、下痢などの消化器症状と多岐にわたっています。
小児において注意すべき合併症として、脳炎・脳症があります。意味不明の言動がみられたり、意識状態がおかしい時、痙攣が持続する時には注意が必要です。
インフルエンザの検査は、鼻の中やのどを綿棒でこすって調べます。外来では迅速診断キットで検査することが多く、10~15分程度で結果がわかります。
治療としては、抗インフルエンザウイルス薬を発症後48時間以内に内服または吸入することで、発熱期間を短縮することができます。
登校に関しては、解熱した後2日を経過するまでは出席停止となります。
インフルエンザに罹った際には自宅で安静にして、症状が回復するまで十分な休養をとるようにしましょう。
※1咳(せき)のこと
※2痰(たん)のこと
※3吐き気のこと





